ルーペや単眼鏡のような視覚補助具は使い慣れると便利ですが、お子さんにとって、はじめから簡単に扱えるものではありません。定期的な来校相談で、見たいものを探し、ピントを合わせるなど、段階を踏んで練習していきます。
ルーペの使用練習
教科書や写真・図表・グラフなど小さな文字等を、ルーペを使って読みとる練習を行っています。


単眼鏡の使用練習
単眼鏡は遠方のものを拡大して見る器具です。 黒板の板書やスクリーンなど遠くの文字や画像、表など、単眼鏡を用いて見る練習を行っています。


見ることを支援するためのその他の補助具例

●書見台
弱視の児童が教科書を読んだり、ノートを書いたりするときには、紙面に顔を近づけないとよく見えません。しかし、水平な机では背中が丸くなってしまいます。書見台は机の上に斜面の台を置くことで、姿勢をよくして読んだり書いたりできるものです。

●拡大読書器
字や絵を拡大してモニターに映し出す装置です。簡単に高倍率の画像が得られ、自分の見え方にあわせて画像の大きさや色を調整することができます。教科書などを読むだけではなく、ノートなどを画面で拡大しながら書くことできます。