11月4日(木)本校にて文化庁の子供のための文化芸術鑑賞・体験支援事業として外部講師によるろくろ体験が行われました。

 本校には電気窯をはじめ、電動ろくろや陶芸の道具等が多数あります。機会があったら児童生徒の皆さんに体験してほしいと思っていたのですが、今年度、文化庁事業の機会に恵まれ、陶芸の先生を迎えての電動ろくろ体験を行うことができました。

 図工や美術の授業の中で、電動ろくろの使い方やコツ、作品制作の手順などを講師の先生からじっくり聞き、実演を見たり手を添えて指導していただいたりしながら作陶にチャレンジ!! 両手を使って陶土を触り、柔らかさや温度を感じながら茶碗や湯飲みの形を作っていきます。ろくろを振動を聞き、指先を少しずつ動かすと、器が大きくなったり縮んだりします。おもしろいのか、皆、何度も何度もやってみていました。

 講師の日向先生は大きな花器(水盤)の形を作ってくださると、「自分で自由に変形させたり、穴をあけたり、いろいろやってみて!」と30㎝くらいの器を子どもたちに渡しました。「うわっ!でっかいな~」とびっくりしながら恐る恐る触っていた生徒も、慣れてくると穴を開けたり指でつまんだり、フォークでひっかいたりと思い思いの表現を楽しんでいるようでした。

 時間があったら先生や理療科の生徒も……と、1日たくさんの方に電動ろくろに触れ、制作をする体験をしていただくことができました。また、「今度は、窯詰めや釉薬掛けもしてみたいなあ」と、次の工程にも興味を持っていただけた様子。ぜひ、一緒に作っていきましょう! そして自分の作ったもので、美味しく食事をいただいたり、生活の中で使ったりしてほしいなと思います。