盲学校の福井市中心部の東に広がる田畑に囲まれた平野部に位置しています。校地の西側には荒川が流れ、カモが水面を動き回る姿を毎日のように目にすることができます。そんな盲学校ですが、校舎の周りには様々な木々が生い茂り、小さな森を形成しています。

 正面玄関東で校舎の北側には広い前庭があり、多くの花をつける木々が植わっています。春には本校自慢の枝垂れ桜、初夏には大きな白い花の泰山木、赤い夾竹桃、冬は赤い椿と、四季折々の姿を魅せてくれます。

 荒川を渡って本校へ向かう道の右側には、桜の木が覆い、4月には満開の桜で私たちを出迎えてくれました。

 校門を通って右側の校訓碑に寄り添うのはハナミズキ。満開の花を咲かせるにはまだ成長を待たなければならないようですが、校訓碑に彩を添える日を心待ちにしています。

 生徒玄関前、荒川の畔に沿って「ノースロップの森」があります。この森は学校植林思想を日本に普及させたBirdsey Grant Northrop(1817-1898)博士の遺徳を偲び昭和53年4月に造成されました。盲学校の子どもたちが身近に樹木に触れ自然を体験することの大切さを伝える森です。

 校舎の南西の角を守るのは樹高の高いメタセコイア。体育館の屋根よりも高く育ちました。