<高等部普通科の教育>

【教育目標】

(1) 個々の生徒に応じた学習指導に取り組み、自ら考え、行動する力を育てる。
(2) 集団での活動を通して個性を豊かに伸ばしながら、社会性を養い、生きる力を育てる。
(3) 自己理解を促し、望ましい進路実現を支援する。

【教育課程】

高等学校普通科の教育課程に準じた教育内容、または、障がいの状態および発達段階等を考慮し編成された教育内容を学習します。修業年限は3年です。

【授業】

高等学校普通科と同じ内容の学習を、点字や拡大教材など視覚障がい教育に必要な補助具を活用しながら行っています。視覚障がいとそれ以外の障がいを併せ有する生徒のための重複障がい学級があり、普通科では4つのタイプのカリキュラムを用意しています。

また、点字や白杖歩行の練習、ICT機器の活用練習など、視覚障がいに対応し自立をめざす「自立活動」の授業があります。重複障がい学級では、「自立活動」を始めとし、「生活単元学習」「作業学習」など生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行っています。

【学部集会と学部活動】

中学部と高等部普通科では、様々な行事において生徒同士がお互いに協力し合い、月毎の学部会や体育の授業、特別活動などの場面で一緒に取り組む学習もあります。文化祭や体育祭、生徒会活動や部活動でも生徒同士が協力し合い、自分たちの考えのもと自主的に活動を進めていけるよう支援しています。

【行事】

~ 主な学校行事・学部行事(令和4年度) ~

 4月入学式
 5月体育祭
中間考査
 6月校内弁論大会
 7月期末考査
 9月文化祭
10月中間考査
遠足
11月校内リレーマラソン大会
12月期末考査
 3月学年末考査
卒業式
*随時校外学習

【進路】

 4月進路希望調査・保護者の願い調査、進路ガイドQ&A配布
 5月面談週間(担任との懇談)
求職登録(就職希望3年生)
 6月現場実習(3年生)
10月進路相談会(2年生)
11月進路講演会
現場実習(1~3年生)

進学を希望の生徒には、1年次より大学や専門学校、本校理療科も含め、各校種のオープンキャンパスに積極的に参加し、情報の収集を行います。

就職希望の生徒については、企業や福祉サービス事業所での現場実習を1年次より始めます。1、2年次には11月に3日~1週間程度の期間で、3年次には、目の前の卒業を見越して6月と11月の2回、1~3週間の就業体験を行います。また、3年次の5月に求職登録を行い、就職活動を始めます。

ホームルーム活動や様々な進路行事を通し、1年次から卒業後の進路に向けて取り組んでいます。

  • 進路先(進学) : 本校理療科、専攻科理療科
  •           一般大学、専門学校
  •    (就職) : 一般企業、公務員、福祉サービス事業所