盲学校は,福井県に1校しかありません。福井市原目町にあります。
福井県内から生徒が集まってきています。そのため,学校の隣には寄宿舎があります。
家が遠い人は,寄宿舎で生活しています。月曜日に学校に来て,金曜日に家に帰ります。
東京都や大阪府のように人口が多いところ,北海道のように広いところでは,2校以上の盲学校があります。
盲学校では,目の見えない人や見る力が弱い人が学んでいます。見る力が弱いといってもいろいろです。
目を近づければ見える人や,見える範囲が狭い人,マジックで書いた太い文字が見える人,光がわかる人など,さまざまです。
そのために,いろいろな方法で学んでいます。
点字を使って学んでいる人もいれば,大きく太くした文字で学習している人もいます。
みなさんと同じ教科書を使っている人もいます。
見えない人よりも見える人の方が多いです。
盲学校には,幼稚部,小学部,中学部,高等部があります。高等部には,普通科と理療科があります。
幼稚部,小学部,中学部,高等部普通科は,普通の学校と同じです。
高等部理療科は,あん摩,マッサージ,鍼灸師を目指す学部で,10代後半から50代までの幅広い方々が勉強しています。
みなさんと一緒です。国語,算数(数学),生活,社会,理科,保健体育,図工(美術),音楽,英語,総合的な学習の時間など学習することは同じです。
ひとつだけ違うものがあります。それは,「自立活動」です。歩く練習や見る練習などをします。見えにくくても上手に生活するための学習をする時間があります。
人数が少ないので,小・中・高の体育や音楽は一緒に学習しているものもあります。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 小学部授業風景 | 拡大読書器 | 点字教科書 | 点字タイプライター |
休み時間には,おにごっこをしたり,ボール遊びをしたりしています。
みなさんと同じような遊びをしていますが,目印をつけたり,音が出るようにしたりしています。
ボールを使った運動では,空中を飛んでくるボールの動きはわからないので,ボールを転がすルールにしています。
バレーボール,野球,卓球,ドッヂボールなどすべてボールを転がします。
ボールの中に鈴を入れ,その音をたよりに動きます。
たたいたりして衝撃をくわえると音楽が流れるメロディボールもあります。
体育大会や文化祭,弁論大会など,いろいろな学校行事があります。 幼稚部の幼児から高等部の生徒まで,みんなが協力し,楽しんでいます。 体育大会では赤白の二色に分かれ,毎年熱戦を繰り広げています。 短・長距離走はもちろんのこと,みんなが楽しめる種目もたくさんあります。 文化祭では,舞台発表やアトラクションがあります。 交流している学校の友達が一緒に参加することもあります。
野球部,卓球部,フロアバレーボール部,陸上部,水泳部,音楽部,和太鼓部,茶華道部があります。
生徒の人数が少ないので,いくつもの部活に所属している人もいます。
運動部では,皆さんと同じように走ったり,跳んだり,ボールを使ったりしてスポーツを楽しんでいます。
ただ,盲人用のスポーツであるため,ルールが少し異なります。
球技は主にボールを転がしてプレーします。
陸上競技などは音を頼りに走ったりします。
ルールは全盲のプレーヤーが試合の中で不利にならないように考えられています。
それぞれの部活には大会もあります。
その大会に向けて日々汗を流して頑張っています。
文化部は主に文化祭に向けて活動していますが,校外で発表する機会もあります。
みなさんの学校と同じように,音楽室,体育館があります。 教室は,人数が少ないので,小さめです。 廊下のところどころに点字ブロックがあります。 点字ブロックには,危険を知らせる「停止ブロック」と進む方向を知らせる「誘導ブロック」があります。 玄関や校門には,場所を知らせる「音声誘導装置」がついています。

盲学校の生徒は,目が不自由なので,不便なこと,できないこともありますが,楽しく学校生活を送っています。 街の中で,点字や点字ブロックを見かけたら,盲学校で学んでいる友達のことを思いだしてください。